犬山紙子の俳句は昇格か?最近の句と今までの成績は?【プレバト!】

プレバト!!

いろんな芸能人がお題に挑戦する「プレバト!!」。

思わぬ人が意外な才能を見せてくれたりするので、毎回楽しみにしています。

評価も芸能人・芸人問わずダメな時ははっきりとダメと判断されるので、毎回誰がどんな順位になるのかが分からずドキドキしますね。

特に俳句の夏井先生の相手を選ばない、バッサリ切り捨てる鋭い評価にはいつも笑わせてもらっています。

 

コラムニスト、エッセイスト、ラジオパーソナリティとして活躍していた犬山紙子さんですが、2011年に「負け女」というタイトルの本を出版して作家デビューしました。

元々文章能力の高い人のようで、それが読み上げる俳句にも現れているような気がします。

「プレバト!!」への出演回数自体は10回と少ないものの、タイトル戦で優勝した経験もあるんですよね。

彼女の発想力・想像力は夏井先生も舌を巻く程で、大絶賛される事もあります。

 

そんな犬山さんの「プレバト!!」において、

  • 最近作った句は?
  • 今までの成績はどんな感じ?

について触れたいと思います。

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最近作った句は?

お題:美容院

菜の花を切って 美容院に電話

 

季語の「菜の花」を花畑のようなイメージではなく、旬の食材として扱っている事が大きく評価されました。

この句で1位になり、夏井先生も満足そうに特待生認定をしています。

今までの成績はどんな感じ?

これまでに詠んだ句は他の出演者と比べてもかなり少ない、たった10句です。

しかし最初こそ振るいませんでしたが、扱う言葉は洗練されており、その発想力に夏井先生が驚く事も多いようです。

挑戦者時代はどうだった?

才能アリ3回、凡人2回、才能ナシ3回。

これだけでは何とも言えませんが、詠み始めたばかりの頃の1句目と2句目、7句目が才能ナシになっていますね。

1作目 才能ナシ5位(最下位)

お題:チューリップと遠足

チューリップ ネットに上げる 女の業

↓(添削後)

可愛いふりして SNSの チューリップ

 

「女の業」という言葉の意味が説明されないと分からないとの評価を受け、才能ナシの判定が出てしまいました。

しかし嫉妬を表す言葉を俳句に入れるのは珍しいと、彼女の発想力を褒めています。

2作目 才能ナシ5位(最下位)

お題:五月 日光・華厳の滝

三十路(みそじ)越え 滝に近づき 保湿する

↓(添削後)

しぶき 三十路の肌を 潤わせ

 

30代になってしまったからお肌の調子を気にしているという、いかにも女性らしい俳句ですね。

ただ俳句としての評価は…となり、夏井先生の本気のお叱りを受けてしまいました。

「滝」が季語なのに三十路女の保湿器扱いとなったのが、特によくなかったようです。

添削後も先生の不満が消える事はありませんでした。

3作目 才能アリ1位

お題:夏の海とバス

故郷の 干物ゆらめく 溽暑(じょくしょ)かな

 

「溽暑(じょくしょ)」とは蒸し暑さを表す季語です。

前回、前々回が最下位だったにも関わらず、いきなり1位を取った事に、夏目先生も信じられなかったそうです。

犬山さん本人は「前回は季語を大切にしていなかったから、今回はそれを一番大切にしようと心掛けていた」と話し、絶賛されました。

6作目 第5回炎帝戦 (優勝)

お題:Tシャツ

日盛りや 母の二の腕は静謐

 

1作目と2作目は何だったのか、特待生や名人も含まれる60人もの挑戦者がいる中でまさかの優勝となりました。

「日盛り」が季語になっており、若い頃に難病を患った実母を看病した経験から生まれた句です。

特待生でもない人物がこの句を書いた事に夏井先生も仰天する事になりました。

非常に良い俳句でしたが、この時には特待生認定はお預けになっています。

7作目 才能ナシ3位

お題:宿題

血は細く 指先紙で 夏醒める

↓(添削後)

紙でる指 その醒める夏

 

季語は「夏」で、宿題の提出期限が迫って追い込まれた時に紙の端っこで指を切ってしまい、夏の間の夢中になっていた感情が覚めてしまった様子を詠んだそうですが…。

今回は言葉の並び順が悪いと指摘されました。

前回の俳句が良かった為に、余計に優勝はまぐれ当たりだったのではないかと言われてしまいました。

9作目 第5回冬麗戦 10位(14名中)

お題:人生ゲーム

箱の角(すみ) 亡き犬の毛や 垂り雪

↓(添削後)

亡き犬の 毛が双六の 箱の

 

子供の頃のボードゲームを開けると、昔飼っていた犬の気が端っこにあって悲しみが蘇った様子が込められました。

季語である「垂(しず)り雪」や他の言葉を詰めすぎて、情報過多になってしまったそうです。

また、「隅(すみ)」ではなく「角(すみ)」と間違えた事も指摘されました。

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まとめ

前回の記事で書いた北山さんが22作詠んでようやく特待生になりましたが、犬山さんはその半分以下で昇級しています。

それまでも様々な文章を書く仕事をしていたので、言葉の抽斗が他の人よりも多いのかもしれませんね。

その時によって俳句の出来にムラがありますが、夏井先生に指摘された部分をしっかり反省点として取り込んで次に活かしている事が成長のカギなんでしょうか?

今回の放送が久しぶりの出演になりますが、特待生になった今、これからは手本として見られる事も多くなると思うので、彼女自身の感性もどんどん磨かれていきそうですね。

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