【本日放送】
✍「俳句査定」2022春光戦#KisMyFt2 #北山宏光 #横尾渉#立川志らく #梅沢富美男 #東国原英夫 と#フルーツポンチ #村上健志 #FUJIWARA #藤本敏史 #千原ジュニア #千賀健永 ら16人の名人・特待生が
二者択一のお題「ライス or パン」で激突💪 #プレバトhttps://t.co/vsBu2sgH0q— TVガイドweb【公式】 (@TVGweb) March 10, 2022
いよいよ2022年の春光戦の時期がやってきましたね!
普段の番組内で紹介される俳句もいろんな視点から詠まれていて面白いですが、毎年この時期は「頂点を競っています!」という雰囲気があるので楽しみにしています。
2022年3月10日に予選前半のA&Bが放送され、3月17日には予選後半のC&D放送予定になっています。
決勝戦ももちろん楽しみですが、予選もなかなか目が離せないですよね。
なので予選後半が始まるその前に、今回の放送をまとめてみました。
- ルールのおさらい
- 今年の春光戦予選A&Bの兼題は?
- 予選A出場者の俳句と順位
- 予選B出場者の俳句と順位
を順番を追って紹介していきます!
*2022春光戦予選!C&Dブロック出場者の俳句と順位は?決勝進出は誰?*
*2022春光戦の結果は?出演者の俳句や順位はこちら!*
*Kis-My-Ft2・北山宏光の俳句は昇格か?最近の句と今までの成績は?*
ルールのおさらい
予選と決勝戦ではルールが違うので、ここでは予選のルール説明をしますね。
予選では、
- A&BブロックとC&Dブロックで別の兼題が出される。
- ABCDの4ブロックに各3~4名ずつ割り振られる。
- 各ブロックの1位が決勝戦に出場できる。
- 各ブロックで2位になった4名は、敗者復活戦に進みその中で1位の者が決勝戦に出場できる。
となっています。
今年の春光戦予選A&Bの兼題は?
さて、今年の春光戦前半となる予選A&Bの兼題はと言うと…
ライス or パン
最初に受け取った感想が「日持ちしない物だから、その辺がポイントかな?」です。
もちろん私は平凡な発想しかできないので、こんな言葉しか出てきませんでしたが、やっぱり春光戦に選ばれた人達は一味違いました。
今年はまだ予選の時点なのに、かなりハイレベルな俳句が出されているように感じます。
予選Aと予選Bに分けて、それぞれの人の詠んだ俳句と順位、評価を纏めたので是非ご覧下さい。
予選A出場者の俳句と順位
1位 馬場典子
「選ばざる道過る 独活ほろ苦し」(えらばざるみちよぎるうどほろにがし)
↓
添削後「独活ほろ苦し 選ばざりける 道もまた」
「どんな道を選んだとしても、きっと今と同じようにほろ苦さも瑞々しい喜びもあったのではないか」という思いを詠んだ句です。
この句では「独活」が季語として使われています。
添削後は「独活ほろ苦し」の部分が冒頭に来ました。
ただしこちらの添削は、修正ではなく本選に進む為のアドバイスに留まっています。
「選ばざる」は過去の意味となる「選ばざりける」となりました。
「道過る」を「道もまた」とする事で、思いの余韻が残る形になっています。
去年の予選では最下位だったので、この変化は素晴らしいのではないでしょうか。
段位も去年4級→今年2級となっています。
2位 千原ジュニア
「トラクター 祖父の膝乗る 春休み」(とらくたーそふのひざのるはるやすみ)
直しなし、と太鼓判を押されました。
「子供の頃に祖父が運転するトラクターに乗った事がある。祖父の膝の上に座って、畑から田んぼまで連れて行ってもらった」と、幼い頃の思い出を詠った句です。
しかしこれでも2位というのが、今回の予選の質の高さを表していますね。
去年は予選免除で決勝戦に出場し、惜しくも2位でした。
しかし1年で段位が名人4段→名人9段と一気に上昇しているので、成長速度が凄いと思います。
今回の敗者復活戦の優勝候補かもしれません。
3位 松岡充
「「Where you go?」機窓に春の 星あまた」(ふぇあゆーごーきそうにはるのほしあまた)
こちらの句も直しなしです。
「ライスorパン」から飛行機の機内食を想像したとの事で、なかなか面白い着眼点ではないでしょうか。
英文を使ったのも凄い挑戦でしたね。
「機窓」で飛行機の窓からの光景だと分かり、「春の星」で窓の外に星が見え、「あまた」で星空が広がっている様子が思い浮かぶ。
その光景を順を追ってイメージする事ができて、機内食のライスかパンかを聞かれるシーンも自然に思い浮かべられます。
去年の予選で2位でしたが、段位は去年1級→今年2級と残念ながらランクダウンしました。
少し伸び悩んだ感じでしょうか。
去年の春光戦では決勝戦に進みましたが9位、今年は予選に通過しなかったのが残念ですね。
4位 パックン
「寒明のキャンプ ごはんはアルデンテ」(かんあけのきゃんぷごはんはあるでんて)
↓
添削後「卒業記念キャンプ ご飯はアルデンテ」
「受験が終わって気候も暖かさを増し、子供とキャンプへ行った父親。飯盒炊飯にチャレンジするものの、炊き終えたご飯には芯が残っていた。それを父親を責めるのではなく「このご飯はアルデンテだ」と言いながら美味しく食べる子供」という場面を詠んだ句です。
ちょっとした失敗があったものの、親子が仲良くキャンプを楽しむ微笑ましい場面が想像できますね。
添削では「受験が終わり、もう後は卒業だけ。なら卒業記念にキャンプに行く事を強調して明るい印象にした方が良い」とありました。
ちなみにこの句、夏井先生に褒められた箇所がいくつかあります。
しかも去年の春光戦の予選でも最下位だったんですよね…。
段位は去年2級→今年2級と変わりなしです。
予選B出場者の俳句と順位
1位 藤本敏史
「公開録画当たった 浅蜊開いた」(こうかいろくがあたったあさりひらいた)
↓
添削後「公開録画当たった 浅蜊口あけた」
懸賞に応募した結果が当たりなのかハズレなのか、という所まで大きく飛躍し日常生活のちょっとした幸運を表現した句です。
今回のテーマである「ライスorパン」は直接登場はしないが、「懸賞に当たるor当たらない」「浅蜊の口が開いたor開かない」の2択を表現する事で句に深みがでていますね。
添削では「あ」の音に注目して韻を踏むようにされています。
去年の予選でも1位を取り確かな実力はあるものの、決勝戦では6位に留まりました。
段位も去年と変わらず名人10段☆1のまま。
今年の決勝戦がどうなるのか、今から波乱の予感がします。
2位 筒井真理子
「春昼や こんどの人は パンが好き」(しゅんちゅうやこんどのひとはぱんがすき)
「今度の人(新しい恋人?再婚相手?)はパンをよく食べる」という日常から発想を得た句のようです。
添削はありませんが、「季語として使われている「春昼」が与える印象が広過ぎるので、「今度の人」に合わせた言葉を選んでいれば1位だったかも」と非常に惜しい結果となりました。
去年の予選で3位だったのが、今年の敗者復活戦の結果次第では決勝戦に進めるかもしれない所まで来ています。
段位は去年4級→今年3級。
3位 向井慧
「春眠しパンで拭ったソース跡」(はるねむしぱんでぬぐったそーすあと)
添削はありませんでしたが、この句も季語次第ではもっと良くなる可能性があったようです。
「パンで拭ったソース跡」がある事で、食べ終わった皿をイメージしやすいとも評価されました。
お腹がいっぱいになって眠気を連れて来る「春眠し」は他の季語に置き換えられるので、そこをもう少し推敲すればもっと高評価に繋がったかもしれません。
去年の予選では1位になったものの、決勝戦ではまさかの最下位。
段位は去年5級→今年3級となっているので、まだまだ伸びしろがあるように感じます。
4位 中田喜子
「花追風 見知らぬ町の 握りめし」(はなおいてみしらぬまちのにぎりめし)
↓
「花追風 吹いて三日の 握りめし」
「花追風 梅かこんぶか 握りめし」
この句で使われている「花追風」は微かに花の香りが漂う風の事で、先生にも認められた中田さんオリジナルの季語だそうです。
「花追風」と「握りめし」の相性は良いものの、「見知らぬ街の」の部分がふわっとした感じになっている事でマイナスとなってしましました。
中七を「吹いて三日の」として風の印象を強めたり、単純に2択にして「梅かこんぶか」にするとテーマに沿った印象になると指摘されていました。
他にも査定のポイントとなる
がしっかりと押さえられていなかった為に、この順位になってしまったようです。
去年名人5段→今年名人6段となっているので、このまま進んでいただきたいですね。
去年は惜しくも予選2位で、敗者復活戦で決勝に進んだものの結果は5位に留まりました。
まとめ
2020年から行われるようになった春光戦ですが、今年も最初からハイレベルな俳句が多く出て来てビックリしました。
それだけに厳しい勝負になると思いますが、次はどんな句が登場するのだろうと思うとワクワクしてきますね。
添削された部分も、予想していたよりも少なかったと思います。
季語の選択一つで俳句の印象も評価もかなり変わってくるので、いかに自分のイメージを文字に込めて表現できるかが重要になってきますね。
今回の予選ではそこが押さえられていなかっただけで、大きく順位が変わってしまった人もいます。
果たして予選を勝ち抜いて決勝戦へ進むのは誰なのか。
次の記事では予選C&Dブロックの結果を纏めたいと思います。
*2022春光戦予選!C&Dブロック出場者の俳句と順位は?決勝進出は誰?*
*2022春光戦の結果は?出演者の俳句や順位はこちら!*
*Kis-My-Ft2・北山宏光の俳句は昇格か?最近の句と今までの成績は?*
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