今回の放送はいつもとは少し違う感じがしますね。
「絶対に遭遇したくない!キケン生物」というテーマで、それに対して東大王は猛勉強をしてきたようです。
どのような勉強をしてきたのかが気になりますね。
いろんな知識を持ち合わせてこそ頂点に立つ東大王であると思うのですが、さすがに今回はなかなか展開が読めなさそうです。
全部は分かりませんでしたが、そこそこ生物には知識のある私。
この次回予告の動画にチラッと出てきた姿だけで名前が分かった生き物について、先取りで解説したいと思います。
間違っていたら恥ずかしいので、その時はそっとブラウザを閉じて下さい。(2回目)
この記事で解説する危険生物は、世界最大の爬虫類。
次回予告の動画では、紐で引っ張られる大きな肉の塊に喰らい付いていた生き物が今回の主役です。
ただでさえ大きなトカゲなのに、あの俊敏な動きには驚いた人も大勢いると思います。
大きな体を活かした狩りをする彼らは、一体どんな生態なのでしょうか。
俊敏な動きをするトカゲの正体は?
インドネシア周辺で暮らす世界最大のトカゲで、「コモドドラゴン」とも呼ばれる生き物で間違いないかと思います。
間違っていたら恥ずかしいので、その時はそっとブラウザを閉じて下さい。(3回目)
実は私、ドラゴンとか大好きなんですよね。
なので現実世界に「ドラゴン」と呼ばれる生き物がいると、非常に滾ります。
アクションが苦手な事もありモンハンはしていないので、ドラゴンを倒すよりもパートナーとして人間と協力関係にある設定がいいんですが。
そんなゲームが出ないですかね、切実に。
はい、完全に脱線したので話を元に戻しますね。
大きい個体だと体長は3mを超える事もあり、牙、爪、太いしっぽを振り回す等、体格に見合ったダイナミックな狩りを行います。
今までに計測された一番重い体重は166kgと、世界最大と言われるのも納得です。
子供の内はとても体が小さくいろんな生き物から狙われるので、樹の上にいる事が多いそうです。
大人のコモドオオトカゲも、比較的体の小さい物であれば多少の木登りはできるみたいですね。
彼らの嗅覚は非常に発達していて、遠く離れた場所にいる獲物の匂いを察知する事ができます。
どうやって獲物の後を追う事ができるのか。
それは彼らの舌が、ヘビと同じように周囲の匂いを感知できるようになっているからです。
上顎にある「ヤコプソン器官」というものが関係しています。
今はヘビやそれに近い生き物以外では退化してしまっているので、人間には舌で匂いを感じるという事はできません。
ヘビの舌が二股なのはその「ヤコプソン器官」には2つの穴があるからで、分かれた舌先で空気中の匂い成分をそれぞれの穴に運ぶ事によって周囲の状態を把握していると言われています。
大きな体の彼らはどんな暮らしをしている?
彼らが獲物としているのは、主にイノシシやシカ、スイギュウ、ヤギなどの大型の哺乳類です。
やはり体が大きい分、たくさんの肉を食べているようですね。
日本に生息しているイノシシはこんな↓見た目ですが、
インドネシアではこう↓。
めっちゃ牙が伸びてる!?
暑いからか、よく見ると体毛もほとんどないですね。
この種類のイノシシは「バビルサ」と呼ばれており、日本のイノシシとは違って牙が長く伸びているのが大きな特徴です。
インドネシアではイノシシは身近な生き物のようで、古代の壁画としてもその姿が残っています。
肉食なので大型の哺乳類だけに限らず、捕まえる事さえできれば他の生き物を仕留めて食べる事があるようです。
コモドオオトカゲは体の大きさの割りに素早く動けるので、げっ歯類、小型の哺乳類、鳥類、ヘビやカメ等の爬虫類、ワニの子供ですら捕らえてしまいます。
もう何でも食べるって事でいいでしょうか?
鋭くて大きな牙はしっかりと食いつき、捕まえた獲物の肉を簡単に引き裂く事ができるのですが、彼らの狩りはそれだけではありません。
実は口の中に猛毒のバクテリアが住み着いていて、噛まれた相手は逃げる事ができても徐々に衰弱して動けなくなります。
相手に傷を負わせたら数キロ先に居ようと強力な嗅覚で後を追って行き、倒れた獲物を見つけ出して喰らい付きます。
確実に食料を手に入れられる方法も身に付けているんですね。
実は生息数が少なく…
インドネシアとその周辺に分布していますが、人間の開発によって住処を失ったり、またコモドオオトカゲが捕食していた獲物を狩るようになってからは食料不足で全滅してしまった島もあるそうです。
なので現在はレッドリストにも載っており、1931年には政府によって国立公園などで手厚く保護されるようになりました。
数が少なくなっているコモドオオトカゲですが、実は他のトカゲの仲間にもたまに見られるメスのみの単為生殖を行う事もあるそうです。
過去には動物園で飼育されていたメスのコモドオオトカゲが、オスと交尾をする事もなく卵を産み無事に子供が産まれたといいます。
この生き物の生息域周囲にも人間の暮らす集落がありますが、現地の人は彼らを「オラ(兄弟)」と呼び大切にしています。
襲われないよう住居は少し高い場所にあり、家の下をコモドオオトカゲが通り抜けていく事もあるのだとか。
とは言え、体長2~3mもある大きなトカゲが近くにいるのは怖いですね…。
今はどうか分かりませんが過去には人間を捕食した事もあるので、お互いの生活を侵害しないように適切な距離を保った関係が丁度いいのかもしれません。
まとめ
軍隊アリに引き続き、VTRを見て正体が分かったので解説してみましたがいかがだったでしょうか?
日本は島国なのでクマ以外にほとんど大きな野生生物はいませんが、外国にはこんなに大きくなるトカゲの仲間がいるんですね。
何万年も前にその地域で暮らしていたゾウの仲間を仕留めやすいように大型に進化したという説もあり、捕食対象が変わってもその大きな体で相手を圧倒する事は変わっていないようです。
彼らも野生の生き物なので、人間に対して危険を感じれば身を守る為に攻撃してくる事も考えられます。
人間が暮らしやすいように追い出すよりも、可能な限り相手の生き方を受け入れて共生できる関係でありたいものです。
VTRに登場した全ての生物が分かれば良かったのですが、さすがに一部しか分かりませんでした。
コモドオオトカゲの他に正体が分かった危険生物は3種類。
(多分)軍隊アリ、ノコギリザメ、ホホジロザメだと思います。
ホホジロザメについては以前に別の記事で書いてあるので、そちらをご覧ください。
前回に書いた危険生物軍隊アリの記事はこちらです。
もし良ければご覧ください。
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