映画「JAWS」に登場したホホジロザメは水族館で見られる?【世界まる見え!】

世界まる見え!

世界中にいろんな生物が存在していますが、私達が暮らす地上は地球全体の約3割でしかありません。

他の約7割である海は地上よりももっと不可思議で未だに全てを調査できておらず、特に深海には未知の世界が広がっています。

その海で比較的浅い所にも現れるサメの事は割りと知られていますよね。

大きな部類に入る「ホホジロザメ」ですが、映画にもなっているので名前を聞いた事がある人も多いと思います。

今回の記事ではそのホホジロザメについて、

  • ホホジロザメとは?
  • 映画「JAWS」で一躍有名に!
  • 水族館で見られないのは何故?
  • サメから採れる物と言えば…

を紹介していきます。

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ホホジロザメとは?

ホオジロザメとも呼ばれ、世界中の海に広く生息しています。

海水浴中にこの種に襲われた人間も多く、「人喰いザメ」と認識している人も多いのではないでしょうか。

平均的な大きさは体長4~5m程と言われていますが、大きな個体だと7mを超えるそうです。

イルカやオットセイ、アザラシ、魚類、海鳥、クジラ等、海に住むいろんな生き物を襲って食べる非常に獰猛な性格をしています。

水を満たした25mのプールに1滴だけ血液を垂らしただけでも、その匂いを察知する嗅覚を持っているのでケガをしたまま海に入ると危険です。

今回の番組では7m級のホホジロザメに触れる企画がありましたが、いくら安全面に気を遣っていても正気とは思えませんでした。

と言うか、7mって最大サイズでは?

なぜ人間を襲う?

一説ですが、サーフボード等に乗って手足を動かしている人間の姿を、主食にしているアザラシと間違える事が理由ではないかと言われています。

ホホジロザメはサメの中では知能が高く、狩りの成功・失敗を経て経験を積んでいるようです。

もしそんな個体が「人間を襲った方が楽じゃね?」と学習してしまう事を考えると非常に恐ろしいですね。

水中では素早く動けない人間を襲う方が手っ取り早くて成功率も高いから、好んで襲う個体ももしかしたら既に存在するのかもしれません。

映画「JAWS」で一躍有名に!

サメを最大の脅威として扱う映画はいくつかありますが、その中でも一番有名なのはやっぱり1975年の「JAWS/ジョーズ」でしょうか。

あの正体の知れない不気味さや、一瞬で変化する展開にハラハラします。

音楽も不協和音でめちゃくちゃ怖いんですよね。

私は怖すぎて未だにまともに見る事ができません…。

他にサメが登場する映画は?

「サンゲリア」(1979年)

「ディープ・ブルー」(1999年)

「オープン・ウォーター」(2004年)

「シャーク・ナイト」(2011年)

「ビーチ・シャーク」(2011年)

「コン・ティキ」(2012年)

「シャークネード」(2013年)

「シャークネード4(フォース)」(2016年)

「ロスト・バケーション」(2016年)

「海底47m」(2017年)

「MEG ザ・モンスター」(2018年)

 

年代別に並べてみましたが、これらを見た人も勿論いると思います。

中にはそれほど怖くないのもありますが、やっぱりサメが出ているだけで恐怖の対象になります。

正直「そこまで怖くしなくてもよくない!?」と叫んでしまいそうな映画ばかりですね…。

水族館で見られないのは何故?

実は世界中のいくつかの水族館では、短期間のみならホホジロザメを飼育していた所があるのですが、あまり上手くいっていないみたいです。

飼育日数は最長でもアメリカのモントレー湾水族館での198日が限界で、この個体は成長するにつれて他の魚への攻撃性が高まった事から海へ返されています。

他の水族館でも同様で、水槽に入っている他の生き物を攻撃したり、エラに酸素を取り込む為に泳いでいて水槽に衝突したりと、何かとトラブルが絶えずに海に還されるケースも多かったのだとか。

とはいえ、短期間であれ難しい飼育に成功した水族館で、生きたホホジロザメを見る事ができた人は幸運だったと言えますね。

日本だと沖縄の「美ら海水族館」でも2016年に飼育に挑戦していましたが、残念ながらたった3日間で死んでしまったそうです。

同じように他の水族館でも数日しか飼育記録がないので、非常に繊細な扱いが必要なのかもしれません。

サメから採れる物と言えば…

フカヒレ

日本ではヨシキリザメのフカヒレが食べられる事が多いようです。

中にはヒレだけ切り取って体の部分は海へ捨ててしまうという、乱暴で残酷な手段を使う人も居ます。

サメは泳ぎ続ける事でエラに酸素を送っているので、ヒレを取られてしまうと魚類なのに溺れてしまうんですよね。

血の臭いに集まってきた他のサメに食べられてしまう事もあります。

海の生態系の頂点であるサメも、人間の欲には勝てなかったようです。

サメの歯

観光地でお守りとして、アクセサリーに加工されて売られているのを見た事があります。

サメの歯は簡単に抜け落ちてすぐに次の歯が生えてくるので、化石が大量に見つかる事も多いのだとか。

私がサメの歯のアクセサリーを知ったのは中学生の時で、とあるゲームにアイテムとして登場したのがきっかけでした。

なのでそれ以来、サメの歯を見るとそのゲームを思い出してしまいます。

肝油(かんゆ)

サメの肝臓から抽出された物が、サプリメントとして売られています。

小さい頃に「美味しいグミだなー」と思って食べていたのが、まさかサメだったとは当時は思いもしませんでした。

でも美味しいんですよね、肝油。

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まとめ

映画やTV番組で見る事はあっても、実際に本物を目の当たりにした人はどれくらいいるでしょうか?

中には温厚で害のないサメもいますが、本能的な恐怖を感じてしまうのは仕方がない事だと思います。

子供の内はシャチ等に襲われる場合もあるそうですが、成長すると海の食物連鎖の頂点に君臨するだけの迫力はありますよね。

いっそサメはサメでも、コバンザメやダルマザメのような小型で人間を襲わない種類だと可愛く思えるのですが…。

人間は高い知能を得た代わりに鋭い牙や爪を失った生き物なので、サメだけではなく他の野生の生き物と上手く距離を測って共存していきたいものですね。

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