Kis-My-Ft2・北山宏光の俳句は昇格か?最近の句と今までの成績は?【プレバト!】

プレバト!!

いろんな芸能人がお題に挑戦する「プレバト!!」。

思わぬ人が意外な才能を見せてくれたりするので、毎回楽しみにしています。

評価も芸能人・芸人問わずダメな時ははっきりとダメと判断されるので、毎回誰がどんな順位になるのかが分からずドキドキしますね。

特に俳句の夏井先生の相手を選ばない、バッサリ切り捨てる鋭い評価にはいつも笑わせてもらっています。

 

さて、ジャニーズで同じキスマイメンバーである横尾さん、千賀さんに続いて3人目の特待生になっている北山さんですが、当然ですが最初から良い俳句を作れたワケではありません。

通常の挑戦者として18回目でやっと特待生に昇格と、他の人よりもかなり下積み時代が長かったようですね。

そのせいで、夏井先生には真面目に取り組んでいないと叱責される事もありました。

しかしその後どんどん良い俳句が作られるようになった為に、「ダメ元で特待生になってみるか?」と声がかかり、今までの苦労が少しずつ報われてきているように思います。

 

そんな北山さんの「プレバト!!」において、

  • 最近作った句は?
  • 今までの成績はどんな感じ?

について触れたいと思います。

最近作った句は?

一番新しいのは、今年の春先に行われた第6回春光戦決勝の俳句ですね。

予選が免除されていて、いきなり決勝戦となっていました。

 

お題:ハプニング

刀折損 続ける殺陣や 花吹雪

↓(添削後)

らんまん 折れて続ける 殺陣シーン

 

この句の結果は残念ながら10人中8位。

語順によって季語の鮮度が落ちるので、添削では桜が咲く様子を最初に持ってくる事で強く印象付けるようになりました。

今までの成績はどんな感じ?

まず今まで作ってきた俳句は、全部で43句(これに加えて共作が1句)です。

その評価はどうだったのでしょうか?

挑戦者時代はどうだった?

才能アリ7回、凡人5回、才能ナシ6回。

ちょっとムラがある感じですね。

始めたばかりの頃はやはりいい俳句の感覚が掴めなかったようで、5作目までは才能ナシ・凡人と評価されています。

 

6作目のお題:ひまわり畑

蝉歌う僕らの「さんぽ」の音にのせ

↓(添削後)

蝉歌う僕らの「さんぽ」のにのせ

 

この句でようやく才能アリとされました。

しかもこれが1位だったんです!

ここから才能アリとされる作品が増えていきます。

特待生になってからは?

昇格2回、現状維持8回、降格0回。

降格こそまだありませんが、現状維持が多いので本人もかなり悩んだのではないでしょうか。

そのうちのいくつかを紹介しますね。

23作目 第3回炎帝戦予選 9位(最下位)

お題:打ち上げ花火

揚花火 揺らす扇の 三葵

↓(添削後)

花火あっぱれ かざす扇の 三葵

 

特待生になってから初めてのタイトル戦です。

背伸びしすぎと、先生にも他の名人達にも指摘されました。

まだまだ未熟だと、この時に夏井先生からは自分の体験を詠むようにとアドバイスされています。

24作目 第3回金秋戦予選 6位(最下位)

お題:冷蔵庫

秋の夜や 母の怒号と ピアスホール

 

「秋の夜」が季語とした、自身の反抗期だった頃の思い出を詠んだ句です。

前回のタイトル戦で、先生から「自分の体験を読みなさい」と言われたので実行したみたいですね。

結果は残念ながら最下位ですが、特待生になって初の添削なしとなりました。

25作目 第3回冬麗戦予選 4位(決勝進出)

お題:年末年始の駅弁売り場

初旅や 頬にぷくりと ボンタンアメ

 

こちらも添削なしです。

しかも初めての決勝進出を果たしています。

子供の頃の思い出を振り返り、彼自身の身の丈に合った句を詠んだ姿勢が褒められました。

26作目 第3回冬麗戦決勝 4位(次回シード権なし)

お題:お鍋

湯豆腐や くるりくるりと 昆布(こぶ)回る

↓(添削後)

湯豆腐 昆布ほのほのと 回り出す

 

「ほのほの」というオノマトペを用いて、すでに完成した湯豆腐ではなく、出汁を取る為に入れた昆布が温度が上がって動き出す途中の表現になるように添削されました。

結果こそぱっとしませんが、夏井先生は北山さんの句だとは思っていなかったようで、丁寧にまっすぐ観察する姿勢が褒められました。

27作目 第4回春光戦予選Bブロック 5位(予選敗退)

お題:絆創膏

入学式 絆創膏に 母のがんばれ

↓(添削後)

絆創膏に がんばれ文字 入学式

 

絆創膏を貼るのではなく、応援する母親の字が書いてあるようにした発想が褒められてました。

ただし「母」と明言するよりは、読んだ人にこの字を誰が書いたのか想像させる方向に添削されています。

28作目 通信添削・おうちで俳句

お題:おうちの冷凍食品

鰆食ふ 蓋にいつかの 醤油跡

↓(添削後)

に鰆 蓋こびりつく 醤油

 

いつかの醤油がこびりついて蓋が固まって開けにくい様子を詠んだ句ですが、この表現では醤油を付ける前に鰆を食べている状態になり、時系列が変になってしまったようです。

こちらは残念ながら「ガッカリ」という評価でした。

30作目 第4回炎帝戦予選Dブロック 3位(予選敗退)

お題:アイスクリーム売り場

氷菓美美し アンディウォーホルの色彩

↓(添削後)

氷菓ぎっしり アンディウォーホルの色彩
氷菓いろいろ アンディウォーホルの色彩
氷菓百円 アンディウォーホルの色

珍しく複数の添削がされています。

梅沢名人には「定型で詠まないのは5年早い」と言われましたが、夏井先生は「切り口が面白く、こんな発想を思い付いた作者を見て驚いた」と、成長を喜ばれました。

結果こそ芳しくありませんが、少しずつ成長してきているようですね。

32作目 第4回金秋戦予選Aブロック 3位(予選敗退)

お題:ピアノ

五指跳ねる 英雄ポロネーズ 弾く秋

↓(添削後)

五指跳ねる秋 英雄ポロネーズ

 

子供の頃にピアノを習っていたらしく、自分がコンクールに出た思い出を詠んだ句です。

「弾く」が余計だったので、それを除いた添削をされました。

発想が良かったので、添削後の句だと1位を争っていたかもしれないとの評価でした。

34作目 第5回春光戦予選Aブロック 4位(予選敗退)

お題:雲丹(ウニ)の軍艦巻き

花板に 握らるる雲丹 淋漓たり

↓(添削後)

雲丹淋漓たり 花板のあざやか

 

「淋漓(りんり)」「花板(板前の意味)」を見付けた瞬間、北山さん本人は「これはいけた!」と思ったそうです。

夏井先生も作者を知って「よく頑張った!」と好感触の句になりました。

ただし花板の方が主役になってしまうので、雲丹に焦点を当てた添削がされています。

36作目 第5回炎帝戦 7位(60名中7位)

お題:Tシャツ

花栗や 肌に張り付く ツアーロゴ

↓(添削後)

ツアーロゴ張り付く 花栗の真昼

 

半野外で行われたライブという、実体験を詠んだ一句です。

「花栗の真昼」でムッとして汗でシャツが張り付く様子、花栗でむんむんと匂う状態、真昼という時間帯を押し出した添削となりました。

37作目 第5回金秋戦予選Cブロック 1位(決勝進出)

お題:読書の秋

秋声や 台詞をなぞる 蛍光ペン

 

添削はされず、この句で2回目の決勝進出へ進む事ができました。

選んだ季語も、「や」を素直に取り入れて基本の型を守った点も、蛍光ペンで文字を「なぞる」時の微かな音が「秋声」に含まれる様子が伝わり、高評価されました。

38作目 第5回金秋戦決勝(優勝)

お題:バッテリー切れ間近(携帯電話の電池残量)

スマホ死す 画面に浮かぶ 指紋と月

 

別の人の句だと思っていた夏井先生もびっくり。

若者ならではの「スマホが死ぬ」という軽めに表現された部分が評価の分かれ目だったそうです。

どれだけ酷評されてもめげずに続けられたからこそ、ついに努力が実を結んで優勝できたのだと思います。

41作目 第5回冬麗戦 11位(14名中)

お題:人生ゲーム

ルーレット 回せど止める 炬燵猫

 

「炬燵猫(こたつねこ)」という季語もあるんですね。

ただ「炬燵猫」とは炬燵の中でうずくまっている状態の猫の事なので、使い方を誤っています。

先生からももっと丁寧に描写して欲しいと、添削すらされませんでした。

金秋戦で優勝していただけに、落胆は大きかったようです。

まとめ

挑戦者時代には、良い時と悪い時の振れ幅が大きい印象を受けます。

特待生となってからは降格を危ぶまれる時もあり、土壇場で本気を出してそれを回避しています。

何度か夏井先生が「彼の作品だったなんて…!」と、彼の成長に感激する俳句も詠まれるようになってきました。

先生にも名人にもキツい事を言われる時もありますが、めげずに挑戦し続けた成果が出てきているのではないでしょうか。

じっくりゆっくりだとしても成長しているのは確実なので、彼なりのやり方で成長していってほしいです。

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