【ジュラシック・パークⅢ】化石から分かるスピノサウルスとティラノサウルスを比較!

金曜ロードショー

シリーズ最新作公開記念!これを見ておけば最新作をより楽しめる★本編ノーカット放送★恐竜が、空から…川から…地上から!果たして恐竜だらけの島から脱出できるのか!?
2022年7月29日、ついに「ジュラシック・ワールド」シリーズの最新作である【ジュラシック・ワールド/新たなる支配者】が日本で公開されます。
2015年の【ジュラシック・ワールド】、2018年の【ジュラシック・ワールド/炎の王国】に引き続き同じキャストが登場するという事で、期待が高まっている最新作となっています。
ジュラシックシリーズは最初の【ジュラシック・パーク】(1993年)からずっと見続けているので、次もどんな展開になるのかが楽しみです。
それに先駆けて、6月10日の金曜ロードショーでは2001年に公開された「ジュラシック・パークⅢ」が放送されるのですが、今までのシリーズではティラノサウルスやヴェロキラプトルの出番が多かったですよね。
この作品では新たにスピノサウルスという大型肉食恐竜が登場します。
主人公達に牙を剥くのはこれまでに登場した肉食恐竜と同じなのですが、過去のシリーズで散々苦労させられたティラノサウルスとも互角以上の戦いを繰り広げる程に強い恐竜です。
毎回思うんですけどね。
肉食恐竜こっわ!!
ジュラシックシリーズでは、「生命倫理や生命の進化・歴史」「人間が神の真似事をすることへの批判精神」等がしっかりと受け継がれてきています。
だから人間が恐竜を支配しようとして、逆に手酷い痛手を負う展開もいつも通りと言えますね。
最近の研究では新しく見付かった化石から、スピノサウルスが予想されていた姿とは異なる見た目だった可能性がある事が判明しました。
それが分かったのはこの映画の公開後なので、新しい姿を知っている人には少し違和感があるかもしれませんね。
【ジュラシック・パークⅢ】の見所や、スピノサウルスがどんな恐竜だったのかをティラノサウルスと比較してまとめてみました。
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ジュラシック・パークⅢの見所は?

1993年の【ジュラシック・パーク】、1997年の【ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク】に続くジュラシックシリーズの3作目として2001年に公開されました。

舞台は前作の【ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク】から4年後。

前作の舞台でもあり、恐竜の自然管理保護環境として人間の立ち入りが禁止となったイスラ・ソルナ島が引き続き舞台となっています。

その付近でパラグライダー体験をしていた少年を含む乗組員が乗ったボートと音信不通になった事から、再び主人公のアラン・グラント博士が少年の両親に騙されて共に恐竜の楽園となった島に立ち入る事に。

初めて見た時、「なんでわざわざそんな所でパラグライダーをするのさ?」と心の中で突っ込んだのをよく覚えています。

スピノサウルスVSティラノサウルスの死闘や、自然繁殖して個体数を増やしたヴェロキラプトル、空から襲い掛かるプテラノドンの群れなど多くの危機を乗り越えて島から脱出を果たした時には本当に安心しました。

パワータイプのスピノサウルスとティラノサウルスが戦うシーンは今まで以上のスリルと迫力があり、同じくらいの体格の肉食恐竜同士の戦いが圧巻です。

今回初登場のスピノサウルスってどんな恐竜?

前の2作品では最強の恐竜として登場したティラノサウルスを凌駕した、スピノサウルスとはどんな恐竜なんでしょうか?

実は「ジュラシック・ワールド」でも、骨格標本やホログラム映像で登場していたので、もしかしたらその頃から既にメインに起用される可能性があったのかもしれませんね。

今作でせっかく恐竜の王者ティラノサウルスと共に登場したので、それと比較してスピノサウルスの事を色々と調べてみました。

いつの時代に生息していた?

実際に彼らが生きていたのは、

ティラノサウルスが中生代白亜紀末期の約6800万~6600万年前

スピノサウルスが後期白亜紀の約1億50万~9390万年前

となっているので、実際に出会う事はなかったようですね。

スピノサウルスが絶えた後に、ティラノサウルスが登場した事になります。

なので映画での夢の共演というわけです!

体の大きさや重さは?

今作で登場したスピノサウルスは、ティラノサウルス以上に巨大で獰猛な性格になっていました。

どちらも肉食なのでその性格はともかく、実際の見た目はどうだったのでしょうか?

化石から予想される実際の全長は、

ティラノサウルスが約13mで体重約9t

スピノサウルスが約10~18mで体重約6~9t

となっています。

これを見ると、映画とは違って同じような外見をしていた、もしくはスピノサウルスの方が少し小柄だと推測できます。

ただし発見されたスピノサウルスの化石が不完全だった為、体の大きさや体重はかなり大まかな数値のようです。

 

2020年には従来の姿とはまた違った外見をしていた可能性も浮上し、新たな話題になりました。

スピノサウルスの尾はティラノサウルスと同じように先端に向かって細くなるすらりと長い物と考えられていましたが、2020年には尾椎から長い神経棘が伸びた、ヒレのような膜を持っていた可能性があると判明しました。

↑こちらが今まで予想されていた形

↑新しく分かった形

それにより、今まで以上に水中生活に適した体だったのではないかと言われています。

どんな物を食べていた?

ティラノサウルス、スピノサウルス共に肉食ですが、どんな物を食べて生活していたのでしょうか。

生きていた時代に数千万年の差があるので、同じ獲物を食べていたとは考えづらいですね。

そんなに時代の差があるなら、当然獲物も進化していた、もしくは絶滅していたと考えられます。

現在の研究で分かっている限りでは、

ティラノサウルスが肉食性(腐肉食だったという説もある)

スピノサウルスが魚食性

獲物となった草食恐竜の骨に、ティラノサウルスの歯形が残っていたらしいんですよね。

ただし普通の肉食だったのか、腐肉を中心に食べていたのか、ティラノサウルスの場合はどちらなのかはっきりと分かっていません。

スピノサウルスは細長い顔と円錐形の歯が見付かっているので、主に魚を食べていたと予想されています。

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まとめ

未だに世界各地で化石が見つかり、何千万年前に確かに地上で生きていた恐竜達。

発見される度に未知の扉が開かれる感じがして、それに魅せられる人も多いのではないでしょうか。

ティラノサウルスには実は体に羽毛が生えていたのではないかと言われ始め、研究が進むと今まで分からなかった事が判明していくのが何とも言えない感覚です。

幼い頃によく恐竜関係の本を繰り返し読んでいたので、知っている恐竜の事になると尚更です。

それは肉食恐竜でも草食恐竜でも変わりません。

何千万年も時間が経ちましたが、今私が生きている地上にかつてそんな生物が生きていたのだと思うと不思議な感覚です。

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