特待生に昇格した時の俳句
4級
お題:風鈴のある風景
「風鈴の リンリンと鳴く 青き夕」
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「風鈴の りんりんと鳴く 青き夕」
添削によって「リンリンと鳴く」から「りんりんと鳴く」に変化しています。
ひらがなにする事によって、音の柔らかさがより強調されたようですね。
5級
お題:秋の空(特待生のみの昇級昇段試験)
「秋天や 我が来た道に 曇りなし」
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「我が来た道 秋天へ つづく道」
4級へ昇格したかと思いきや、あっさりと次の放送でランクダウンしてしまいました。
こちらは季語を無視した句だと酷評されました。
「秋天」=「曇りがない」という意味の言葉なので、「曇りなし」は完全に要らない言葉です。
4級
お題:紅葉 日光いろは坂
「紅葉山 暮れて紫紺に 匂う頃」
添削なし。
落ちたと思ったらすぐに4級に返り咲きました。
3級
お題:二宮金次郎と桜
「花満ちて 花の裏から 子等の声」
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「花満ちて 花の裏から 子らの声」
本当に少しの違いなのですが、漢字を使わずにひらがなのままにする事で読みやすくなった気がします。
添削はされましたが、前回に続いて昇格しました。
2級
お題:真夏の海水浴場
「潮浴びの 頭驟雨(しゅうう)で 洗いけり」
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「潮浴びの 頭驟雨に 洗いけり」
本当に僅かな言葉の違いが続いていますね。
「頭驟雨(しゅうう)」はいきなり降ってすぐにやむ雨、夕立、にわか雨という意味です。
1級
お題:梅と電車
ついに名人まで後1歩といった所です。
名人に昇格した時の俳句
名人初段
お題:洋服の試着
「黒革の匂い 雪の滑走路」
添削なし。
特待生1級から名人初段になるまでにかなり時間がかかりましたが、無事に昇格です。
考え抜いた末の2カットの破調を意識したものとして、かなりの高評価でした。
名人2段
お題:100円玉
「ゲネプロの あとはどら焼き 夏の空」
添削なし。
中3の時にジャニーズ・滝沢の舞台のゲネプロに出演した時の、自身の夏の思い出を詠みました。
何故どら焼き?と思いますが、その選択が良かったらしいです。
名人4段
お題:ただ今お待ち人数
「宵宮の 慈雨は屋台の 人波へ」
添削なし。
「宵宮(よいみや)」と「慈雨(じう)」の2つの季語が入っています。
この季語同士が上手く噛み合っていて、高評価をもらって2ランク昇格となりました。
名人5段
この句が最新のものとなります。
唐突に出てくる「ロンサムジョージ」は2012年に絶滅したピンタゾウガメの事。
種の「最後の1匹」と「最後の一個」をかけてあります。
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