キャセイ航空780便事故の原因は?過去にもそんな事故があった?【トリガーニュース】

トリガーニュース

3月29日の「些細な事がきっかけで大事件 トリガーニュース」では、意外な事が原因で時には人の命が危なくなった出来事が何件か紹介されます。

いくつもの事件がありますが、中には本当にあった出来事なのかと背筋がゾッとする話もありました。

その中でも、この記事では本当にあった飛行機事故のお話を解説します。

 

日本における飛行機事故に遭う可能性ですが、文部科学省は

1983年~2002年の国内事故統計に基づく推計では、今後30年以内に航空機事故で死亡する確率は0.002%で、交通事故で死亡する確率(0.2%)の100分の1以下となった。(wikipedia)

期間限定ではあるもののこのように発表しており、多く起こっているように思えて意外と低い確率なようです。

飛行機には何度か乗った事がありますが、そう簡単に落ちないとは分かっていても、あの独特の浮遊感には絶対に慣れる事はできません。

高所恐怖症ではないのですが、地面から遠く離れるのが凄く心細くて不安になるんですよね。

「落ちたら死ぬ」という絶対的なモノが目の前にあるからでしょうか。

 

さて、この記事を放送前に書いているのは理由があります。

というのも、番組の予告で大体の事実が掴めてしまったからなんですよね。

番組放送前なので予測メインになりますが、色々と調べたのでその情報を元にこの事故を紹介したいと思います。

他の事件に関しても、番組紹介で伏せられていた部分を自分なりに調べ、正解に近い答えを見付けられたのではないかと。

リンクをこの下に貼ってあるので、よろしければご覧ください。

でも予測がハズれてたら恥ずかしいなぁ…。

 

今回の記事の内容としては、

  • キャセイ航空780便エンジン事故って何?
  • 事故の原因や怪我をした人は?
  • 過去にも似たような事故があったの?

この3つに分けて解説していきますね。

 

良かったらこちらもどうぞ↓

今日の「些細な事がきっかけで大事件 トリガーニュース」の他の話はこちら!
モーリシャス沖での巨大貨物船座礁
「ベルリンの壁」崩壊
突然信号機が倒壊する謎
サーカスでゾウが大乱闘
スポンサーリンク

キャセイ航空780便エンジン事故って何?

正確には「キャセイパシフィック航空780便事故」と呼ばれており、2010年に起きた飛行機事故です。

インドネシアのジュアンダ国際空港から香港国際空港へ向かう便で、パイロットや客室乗務員を合わせて322人が乗っていました。

飛行中にエンジン2基の出力調整ができなくなり、目的地であった香港国際空港になんとかギリギリ着陸する事ができたそうです。

この事故は大きく取り上げられ、

  • メーデー!:航空機事故の真実と真相 第17シーズン第1話「Deadly Descent」(2019年)
  • 火曜エンタ「世界が騒然!本当にあった㊙衝撃ファイル」(2020年)
  • 世界衝撃映像100連発「汚染された旅客機」(2021年)

等が放送されています。

事故の原因や怪我をした人は?

事故の原因は何だった?

出発地であるインドネシアのスラバヤで補給された燃料が汚染されており、飛行中に燃料制御装置が損傷した事が原因で起こりました。

この事故の理由として後に、地下の燃料供給システムを拡張工事中だったジュアンダ国際空港で、配管内に入り込んだ海水によって燃料が汚染された事だと判明します。

飛行中に第1、第2エンジンの警告が何度も表示されていたようで、それでも目的地である香港国際空港に辿り着く事ができました。

今回は無事に着陸できましたが、残念ながらいくら技術が進歩しても事故を完全に無くす事はできないですね。

怪我人はどれくらいいた?

パイロットと客室乗務員、乗客を合わせて322人が乗っていました。

通常の着陸時の2倍の速度で着陸されたにも関わらず、機体を僅かに損傷した程度で済んだそうです。

脱出の際に57人の乗客が負傷し、その内の1人が骨折や脱臼等の重傷を負ったものの、幸いにも死者は出ませんでした。

過去にも似たような事故が…

どんな事故が起こった?

類似の事件として「ハドソン川の奇跡」として有名な、「USエアウェイズ1549便不時着水事故」が挙げられます。

「キャセイパシフィック航空780便事故」の前年に起こりました。

離陸してから着水まで5分と、とても短い時間で起こった珍しいタイプの事故だと言えますね。

機長は市街地への墜落を避ける為に、川への緊急着陸を決定したそうです。

この事件でも機体への損傷は少なく、155人乗っていた中で5名が重症になったものの全員生きて脱出が叶いました。

機長は乗客全員を確実に機内から脱出させる為に、一番最後まで中に残っていたそうです。

周辺からも多くの救助船が出され、迅速に機内からの救出と避難が済んだお陰で犠牲者が出なかったのだと思います。

この事故が起こった当時は真冬だった事もあり、川に着水してから僅か1時間で沈んでしまった機体に乗っていた乗客達は生きた心地がしなかったでしょう。

尚、ハドソン川に機体を不時着水させたチェスリー・サレンバーガー機長は、後に「キャセイパシフィック航空780便事故」の機長と副操縦士とに送られたのと同じポラリス賞を受賞しています。

ポラリス賞とは?
「民間航空に関係する賞としては最高位に位置する、その優れた飛行技術や英雄的行為を表彰するもの(wikipedia)」で、パイロットにとって非常に名誉ある賞だそうです。
因みにポラリスとは北極星を意味します。

事故の原因は?

この事故の原因とされたのが、バードストライクでした。

バードストライクとは?
主に飛行機が離陸する時に近くを飛んでいる鳥が衝突し、それによって損傷した部分が不具合を起こす事故です。

機長だったチェスリー・サレンバーガーは2020年に30年にも渡るパイロットを引退しています。

中には機長の売名行為を疑う人もいたそうですが、事実無根の噂でした。

 

この話も様々なTV番組で取り上げられています。

  • メーデー!:航空機事故の真実と真相 第9シーズン第1話「HUDSON RIVER RUNWAY」(2011)
  • トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン(2013年)
  • 世界一受けたい授業 (2013年・2016年)
  • ザ!世界仰天ニュース(2009年)
  • アナザーストーリーズ 運命の分岐点 「ハドソン川の奇跡 ~ニューヨーク不時着 世紀の生還劇~」(2016年)
  • ワールド極限ミステリー 「ハドソン川もう一つの奇跡~ハドソン川の奇跡 沈没までの全真相~」(2021年)
スポンサーリンク

まとめ

できれば起きて欲しくない事故ですが、幸いにも今回挙げたケースでは乗員・乗客が全員地上へ戻る事ができています。

その原因が人為的な物にせよ偶然にせよ、二度と起こって欲しくありません。

機長の的確な判断は勿論、客室乗務員も自分の命が危険な状態になっているにも関わらず落ち着いて行動したのがこの結果に繋がったものかと思います。

なかなかできる事ではありませんね。

例え危機的な状況に陥ったとしても、プロである彼らが冷静に対応してくれるからこそ、安心して空の旅を楽しめるのだと思います。

今日の「些細な事がきっかけで大事件 トリガーニュース」の他の話はこちら!
モーリシャス沖での巨大貨物船座礁
「ベルリンの壁」崩壊
突然信号機が倒壊する謎
サーカスでゾウが大乱闘

コメント

タイトルとURLをコピーしました