【ウラ撮れちゃいました】上野動物園の「動かない鳥」ハシビロコウとは？「けものフレンズ」にも登場。

世の中には変わった生き物がいますが、時としてそれはブームになったりもしますね。

16年前には後ろ足で立ち上がる事で有名になったレッサーパンダの風太くんが。

もっと前には中国から贈呈されたジャイアントパンダの康康(カンカン)と蘭蘭(ランラン)が。

2017年には「けものフレンズ」に登場した動物達の人気が爆発しましたし、ごく最近では2021年に「ウマ娘」が話題でしたね。

他にも人気になった動物もたくさんいて、その中でも根強い人気の生き物を紹介します。

「ハシビロコウ」という鳥をご存知ですか？

体高は平均して120～130cmくらいの細身の鳥で、動かずにじっとしている姿が何故か人気の鳥です。

私の印象では可愛いよりも格好いいと思うのですが、特徴的な大きな嘴が迫力満点で、正面から睨まれたら思わず謝ってしまいそうな雰囲気を出しています。

どうでしょうか。

さて、ハシビロコウの特徴としてはじっとして「動かない」事でも名前が広がったんですが、本当に彼らは動かないんでしょうか？

生物であるからには動いているに違いないのですが、いつなら動くのでしょうか？

動かないという事がハシビロコウの人気の理由の一つなのですが、動かない事に対する疑問も色々とあると思います。

なのでその辺を少し掘り下げてみましょう。

ハシビロコウは何故動かない？

野生のハシビロコウはアフリカ内部に広がる湿地帯に生息しています。

顔がかなり特徴的で、顔の１/3程度が隠れるくらい大きな嘴を持つ鳥です。

多分、名前を知らなくても画像とかで姿を見た事のある方も多いかもしれません。

主に魚を主食としているのですが、同じように魚を食べる鳥とはちょっと変わった狩りをします。

それこそがハシビロコウが動かない事に大きな影響を与えていたようです。

活動時間

実はハシビロコウは夜行性です。

野生だと昼間はじっと草の茂みに隠れて眠っています。

つまり、動物園に居るハシビロコウは開園時間中は眠っている時間なんですよね。

そりゃ動かんわ。

本当に運が良ければ、蹲って休んでいる姿も見られるかもしれません。

エサとなる魚を待ち伏せ

野生の生息域ではハイギョという魚がよく狙われています。

他にも湿地帯で暮らすカエルやヘビ、ワニの子供なども食べます。

狩りの方法は獲物を追いかける方法ではなく、待ち伏せ型です。

直立したまま動かなくなり、自分の足元を魚が通った瞬間に首を伸ばして捕まえる方法を取るので、獲物に警戒されない為に何時間も動かずに待ち続ける。

ようやく捕まえた大きな魚を咥える様子は圧巻です。

活動時間も含め、それがハシビロコウがなかなか動かない理由です。

「けものフレンズ」ではどんな姿だった？

大人気となった「けものフレンズ」にも登場しています。

鋭い目つき、二人称が「貴様」、ジャパリパークの警察班のデカ長という肩書を持つクールなキャラですが、威圧的な見た目とは違って性格は穏やかです。

あと声可愛い。

＼ちょこっとアニメ けものフレンズ３／

お待たせしました！#ちょこけも 第12話を公開♪

ハシビロコウが道案内をしたら貰ったという「お礼」
何かを眺めつつ佇むキングコブラに一枚どうぞと手渡して、ゆったりと不思議な時間を過ごす…。#けもフレ３ #けものフレンズ pic.twitter.com/LhPLWTT2oJ

— けものフレンズ３＠公式アカウント (@kemono_friends3) November 20, 2019

相手をじっと凝視してしまう癖は、モデルになったハシビロコウの影響ですかね。

じっとしたまま動かないハシビロコウの行動になぞらえているのか、アニメでは鳥がモデルのフレンズの中で飛ぶシーンが見られませんでした。

「けものフレンズ」には可愛いキャラが多く登場しますが、私個人はこういった格好いいクールな性格のキャラが大好きです。

まとめ

ハシビロコウが動かない理由を主に２つ挙げましたが、両方とも詳細が分かればそういった行動をとっているのも納得ができるものだったのではないでしょうか。

特に狩りに関しては時間がかかるものの、消費エネルギーをギリギリまで抑える方法を取っていたので実に合理的と言うべきですね。

ただ偶然自分の足元を魚が通り過ぎるのを待たなければならないので、狩りの効率を考えると魚を追いかけ回して捕まえるのとどちらがマシなのか気になります。

とはいえ、厳めしい顔と、じっとして動かない忍耐力。

面白い習性を持っているので人気があるのも頷けます。