落語家や映画評論家、映画監督、コメンテーター等、多岐に渡る活躍をしている立川志らくさん。
「プレバト!!」での成績は、通常の挑戦者時代は才能アリが4回中3回というなかなかの好成績でした。
が、特待生になってからは1ランク昇格12回、現状維持12回、1ランク降格2回となっています。
……うん、この記事の1つ前でも、ミッツ・マングローブの1ランク降格が2回って書いたばかりなんですよね。
今回の放送ではどんな結果になるのか、気になります。
特待生に昇格した時の俳句
お題:砂浜
「ガンジーのような足が出る砂日傘」
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「ガンジーのような足出る砂日傘」
本人が詠んだ句から「が」が消えただけですが、読みやすくなったような気がします。
いままで詠んだ3つの俳句よりも飄々とした内容になった為、柔軟な考えができるようになったと認められて特待生になりました。
名人に昇格した時の俳句
名人初段
お題:ATMの行列
「色変えぬ松や渋沢栄一像」
添削なし。
特待生5級から12回目の査定で、やっと名人になる事ができました。
この句は後ほど、渋沢栄一記念館に飾られる事となります。
名人2段
お題:デリバリー
「ねずみもちの花溢れ宅配ピザ乱れ」
添削なし。
「ねずみもちの花」と「宅配ピザ」は無関係な言葉ですが、つかず離れずの取り合わせが評価されました。
名人3段
お題:ペットボトルのお茶
「三ツ矢サイダー三島由紀夫の覚悟」
添削なし。
名人2段からのストレート昇格です。
この人の俳句にはよく人物が登場しており、韻を踏んだり対比を織り交ぜたりとどんどん上達しているように思います。
名人4段
お題:蜩(ひぐらし)
「今日も空蝉を拾らふだけの朝か」
添削なし。
今までとは違い、自由律で詠めるようになった事で高評価でした。
「空蝉」つまり蝉の抜け殻ですよね。
それを拾う事しか何もする事がなくなった老人の思いが上手く表現されています。
名人5段
お題:肉まん
「冬の路地裏に昭和が捨ててある」
添削なし。
昔は路地や空き地等によくゴミが捨てられていた事を思い出した一句。
「昭和」という言葉が使われるだけで、その時代に関係する様々な物まで連想できるという事でした。
名人6段
お題:最後の一個
「清貧の菓子屋青簾に忌中」
添削なし。
店主をしていた老人が亡くなり、この店自体も終わりを迎えた切ない感情が読み取れますね。
かと思えば、青い簾(すだれ)と忌中の白と黒で色彩が生まれている面白さがあります。
まとめ
名人初段の時に「ガッカリ」と評価された時もありましたが、なんとか名人6段に進む事ができました。
夏井先生にバッサリと添削される事も多いですが、回数をこなすに従って少しずついい感じに纏まってきているのではないかと思います。
名人10段までの道のりは半分を過ぎた所。
今後どんな俳句を詠むのか楽しみですね。
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