11/15(火)20:00放送の【踊る!さんま御殿!!】では、本業以外にも優れた特技を持つ所謂「二刀流」の人達が出演します。
今回この記事で注目するのは、テノール歌手の秋川雅史さんです。
2006年12月31日「第57回NHK紅白歌合戦」にカバー曲「千の風になって」で初出場を果たしました。
その後の2007年1月15日付オリコンシングルチャートで4位、1月22日のオリコンチャートで1位を獲得しています。
55歳になっても毎日厳しいフィジカルトレーニングを行っており、その日課のお陰できちんとした声を出す事ができているようです。
さて、この人は今回の番組のテーマである「二刀流」の通り、テノール歌手の他にも意外な特技を持っています。
出身地である愛媛県西条市では幼い頃から「だんじり彫刻」を目にしながら育ったようなのですが、40歳を過ぎてからついに趣味で木彫りを始めました。
素材の木目を利用した彫物で、漆や金箔を使わない細かくて繊細な仕上がりが特徴。
使われる木材は樹齢300年を超える貴重な物ばかりで、それが影響してだんじりの制作費用は1億円を超える事もある。
趣味と言っても、きちんとした師匠の下で学んでいます。
技術を身に付けるのは何歳になっても遅くはない…という事なのかもしれません。
彼が彫り上げた彫刻はお寺にも奉納されており、近年では2021年に完成させた「木彫楠公像(楠木正成像)」は日本の美術家団体の一つ公益社団法人二科会(にかかい)に出品・入選しています。
本業の歌手以外にも彫刻家として芽を出した秋川さんが、趣味とは言えきちんと師に学んだ上で自らの手で制作した木彫りは素晴らしい物です。
彼が今までに彫り上げた作品も載せておきますね。
彫刻家・秋川雅史のプロフィール
引用:中日スポーツ
名前:秋川 雅史(あきかわ まさふみ)
生年月日:1967年10月11日
年齢:55歳(現在)
身長:175cm
血液型:A型
出身地:愛媛県西条市
本文とは関係ないのですが、この人ってベートーヴェンに似てません?
引用:Wikipedia
彫刻家・秋川雅史の趣味とは?
冒頭でも軽く触れましたが、秋川さんは40歳を過ぎてから木彫り彫刻を始めています。
元々彼の地元である愛媛県西条市ではだんじり彫刻が盛んで、彼自身も幼い頃から職人の手によって彫られた物を多く見ながら成長してきたのだとか。
なのでずっと昔から、彼にとって彫刻は身近な存在だったようです。
自分でも彫ってみようと思ったきっかけは、2010年にドイツへ行った際に鷹の彫刻を気に入って購入した事でした。
その後は自分自身でも木彫りの技術を身に付け、日本彫刻協会に名誉会員として所属したり、仏像を彫ってお寺に奉納したりと今では腕を思う存分に振るっているそうです。
彫刻家・秋川雅史が制作した木彫り作品はどんなの?(画像あり)
「木彫龍図」 2022年9月完成
「木彫楠公像(楠木正成像)」 2021年4月完成
「神秘のヴェール”ヴェール観音”」 2018年完成
「菊」 2017年2月完成
「葡萄」 2016年4月完成
「鷹」 2015年10月完成
「仁王像」 2015年6月完成
「薔薇」 2014年9月完成
「弥勒菩薩像」 2014年8月完成
「聖観音菩薩像」 2013年完成
「龍」 2011年3月完成
彫刻家・秋川雅史の作品は何処で販売している?購入できる?
↑でも載せたように、彼の彫った作品はどれも大胆ながらも繊細で、欲しいと思う人は多いのではないかと思いました。
もしかしたらとんでもない高額な物だとしても、一般人でも買う事ができるのでは?
そう考えて(まぁほぼ不可能だろうなと予感はありましたが)、お店や通販で買えるかどうかを調べてみました。
結果から先に書きます。
あちこち探しましたが、残念ながら彼の作品は販売されていません。
その理由は材料となる木材が思った以上に高額で貴重な事。
それと今までに完成させた作品を見ると、どれくらいの規模の作品かにもよりますが、精巧な彫り方をされているので半年~1年に1つの彫刻を仕上げるので精一杯な事。
最新作である「木彫龍図」もかなりの大きさですね。
こちらは1年半程の時間がかかっています。
生活の友社 月刊「美術の窓」
11月号に、今年の第106回「二科展」彫刻部
で2年連続入選となりました、秋川雅史の作品
「木彫龍図」が評論されております。
是非ご覧になってください#美術の窓#二科展#秋川雅史#生活の友社 pic.twitter.com/68xtQ3Bwov— 秋川雅史 STAFF (@akikawastaff) October 20, 2022
引用: 秋川雅史 STAFF(Twitter)
これらが理由であちこちに売れる程の量産はできず、彼の手掛けた作品は販売には至っていないのだと思います。
なので残念ながら入手する事は不可能と言って良いですね。
しかし展覧会や彼が禅寺・秀麓斎に奉納した仏像が一般公開されていれば、生で作品を見る事はできるかもしれません。
まとめ
- 彫刻家・秋川雅史のプロフィール
- 彫刻家・秋川雅史の趣味とは?
- 彫刻家・秋川雅史が制作した木彫り作品はどんなの?(画像あり)
- 彫刻家・秋川雅史の作品は何処で販売している?購入できる?
について紹介してきました。
テノール歌手としてしか彼を知らなかったので、あれ程までに精巧な彫刻をできることに驚きました。
「好きこそものの上手なれ」とは言いますが、本人の努力がなければ技術の成長はなく、真剣に取り組んできたからこそ今の成果が出ているんですね。
今までの間隔から考えると、次の作品が完成するまでに早ければ半年くらいですかね?
来年の春くらいには新しい彫刻が見られるかもしれないので、楽しみに待ちたいと思います。
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