近年は外国でも日本の料理が浸透し、大勢の人に楽しまれていますね。
中には伝わった元々の料理を、現地の人がアレンジして更にその国に馴染みやすくなった物も存在しています。
勿論その逆もあり、外国の料理が日本風に溶け込んで人気の料理になっている事もあります。
3月2日に放送された【世界くらべてみたら】では、日本の冷凍餃子がハワイで売り切れになる程の大人気だという事が紹介されていました。
日本食って、ハワイではこんな風に受け入れられているんだなぁ。
……と思ったのですが。
ん?いやちょっと待てよ?
餃子って元々は中国料理の一種じゃなかったっけ?
それなのに日本の餃子の方が人気なの?何故?
その理由が気になったので、
・日本ではいつ頃から食べられるようになったのか?
・本場の中国との違い。
という事を調べてみました!
日本に餃子が伝わったのはいつ?
戦後に中国から引き揚げてきた軍人・兵士等が伝えたという説が有力で、最初に伝わったのは栃木県の宇都宮だと言われています。
日本での発祥の地である宇都宮では、「宇都宮餃子会」という多くの店が加盟している組合があり、「協同組合宇都宮餃子会は、餃子を通じた地域活性化と餃子文化の普及振興を目指し設立された、日本で唯一の”餃子”協同組合(HPより抜粋)」との事です。
こちらには餃子を扱っているお店が紹介されているページもあり、旅行等で訪れた時には是非参考にして欲しいと思います。
お店によっては干した貝柱や拘りの皮を使用している事もあり、好みによってお店を選べるというのも非常に良いですね。
通販で購入する事も出来るので、「遠すぎて行けない!」という人でも本場の味を食べる事ができます。
中国と日本の餃子の違い
餃子の元々の発祥の地は中国ですが、日本に伝わってからは様々な工夫が成されて既にオリジナル餃子も存在しています。
最近は食べた後の臭いが気になる人でも大丈夫なように、ニンニクが入っていない餃子も出てきていますよね。
ニンニクの有無は食べる人の好みがあるかと思いますが、アレンジの幅が大きいというのも餃子の人気の一つではないでしょうか。
私も餃子は好きなのでよく食べるのですが、日本で馴染みのある餃子と言えば綺麗な焼き目とパリパリとした羽根が付いた物……というイメージがあるので、本場の中国とはどんな違いがあるのか気になります。
実は本場の中国の餃子の方が美味しいんじゃないの?とも思ったので、何が違うのかを調べてみました。
今まで知らなかった中国と日本の餃子の違いがこちらです。
日本の餃子の特徴
・おかずの一つとして食卓に並ぶ。
・中身はひき肉、細かく刻んだ野菜、調味料などを混ぜた物。
・ニンニク入りが一般的。
・パリパリに焼いた物を酢醤油で食べる。
・行事や時期に関わらずいつでも食べている。
・日本で食べられるようになってからまだ100年程度。
中国の餃子の特徴
・ご飯やパン、麺類のように主食扱い。(地域によっては軽食やおやつとされる場合もある)
・中身は肉を叩いて潰したもの、野菜、調味料。(具材は決まっておらず、作り手の好みやその時にある物を詰める)
・皮はほぼ手作り。
・ニンニクは入れない。
・茹でた物をたれで食べるのが一般的。
・おめでたい時や親族が集まった時などに食べる。
・紀元前から食べられていたという説がある。
まとめ
ざっくりとそれぞれの特徴と書き出してみましたが、一番大きな違いは
・おかず(日本)か主食(中国)
・焼き料理(日本)か茹で料理(中国)
という事ですね。
油を敷いて焼き目を付け、パリパリの食感にしたのは日本独特の食べ方だったようです。
水餃子も美味しいですが、日本人の私から見るとやっぱり餃子は焼いた物の方が馴染みがあるなーといった感じです。
でもたまには普段とは違った食べ方にチャレンジしてみるというのも面白そうですね。
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